施工実績

一般のご家庭に天井カセットタイプの空調機器を設置

2024.09.30
居住スペース
施工施設
居住スペース
対応エリア
京都市西京区
サービス
入れ替え・更新

天井カセットタイプの空調というと、オフィスに設置されている状態を想像されると思いますが、実は一般のご家庭にも設置することが可能です。

今回は、壁掛けタイプのエアコンをご使用になられていた一般のご家庭で、天井カセットタイプの空調機器への入れ替え設置工事を行いました。

一般家庭でちょうど良い使い勝手の1方向タイプ

オフィスや商業施設、飲食店などで目にする天井カセットタイプの空調機器は、正方形の各辺から風が吹き出す4方向ものが多く、皆様がイメージするタイプかと思います。

天井カセットは4方向で部屋全体に効率的に送風できるもの=部屋が広く、その部屋の中心に設置することが多いのですが、4方向ではなく2方向タイプや、1方向タイプが存在します。

一般のご家庭のリビングは10〜16畳くらいのスペースが多く、また照明器具の設置場所がセンターに装備されていることが主流であるため、部屋のセンターに4方向タイプ、ないし2方向タイプを設置することが難しい場合も存在します。こういった場合、1方向の天井カセットタイプは有効です。

一般的な壁掛けタイプは配管の関係で部屋の角に設置しますが、1方向の天井カセットタイプは設置場所が角に限定されず、部屋の1辺の真ん中など、任意の場所への設置自由度を有します。

壁沿いでも真ん中であればより効率的な送風が可能ですし、4方向ほど重量もないため、一般的な天井耐荷重の心配もありません。設置の流れを写真で見ていきましょう。

設置の流れ

設置予定箇所の天井一部を開口し、天井裏を確認します。問題なければこのまま設置箇所を確定し、空調機器を嵌めるために必要な開口処理を行います。

設置天井裏の高さを確認します。

開口補強のために開口した縁を木で補強し、空調機器を吊るすためのレールを渡し、このレールに吊りボルトを設置します。

本体を吊りボルトと連結させ、開口部に本体をしっかり嵌め込みます。

本体を取り付けたら、カバーを付けて完成です。

戸建てにおける空調選びの選択肢として

壁掛けに比べ、単純に空間スペースが多くとれ、壁の真ん中に設置が可能なため、空調の空気が壁掛けよりも部屋全体に行き渡りやすく、設置したお客様からは、

「壁掛けに比べて温度ムラが減少したことを実感しています。」

という感想を頂きました。また細かいことですが、壁掛けタイプのように上部に埃がたまるスペースがないため、フィルターを定期的にお掃除することで、吸気性能への負担も少なくなると考えられます。

このようにリビングなどの広めのスペースでは、天井カセットタイプの空調もメリットが多く、選択肢として有効です。

また、既設の壁掛けタイプを撤去した後のクロス補修も、当社で手配が可能ですので安心してご依頼いただけます。

ご自宅で天井カセットタイプが設置できるか、設置するのであればどこが最適化、などのご相談も、お気軽に小林設備までご相談ください。