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【中小事業者・個人事業主向け】最大200万円補助。京都市「省エネリノベーション補助金」徹底解説

京都市では2025年11月28日より、市内の中小企業・個人事業主様を対象とした「京都市中小事業者の省エネリノベーション支援事業補助金」が実施されています。
今回の補助金は、家庭向けの15,000~20,000円の値引き支援とは異なり、最大200万円(工事費等の1/3)が補助される、事業者にとって非常にインパクトの大きい制度です。本コラムでは、プロの視点から「失敗しない申請のポイント」を詳しく解説します。
うちのエアコンは対象?「2014年以前」の判別方法
本事業の必須条件は、「2014年(平成26年)以前に製造されたエアコン」から「2024年(令和5年)以降に製造されたエアコン」の買い換えであることです。したがって、今お使いのエアコンの製造年を把握することは必須です。判別方法をいくつかご案内します。
1:製造年シールを確認: 室内機の底面や側面、または室外機の側面にある銀色のシールに「2014年製」以前の記載があるかチェックしてください。
2:冷媒ガスを確認(プロの見分け方): 本体シールに記載されている「冷媒」の種類に注目してください。
- 「R22」の場合: 20年以上前の機種です。故障リスクも高く、更新による電気代削減効果が最も大きい世代です。
- 「R410A」の場合: 2014年以前に主流だった冷媒です。現在主流の「R32」へ切り替わる前のモデルである可能性が高いため、補助金の対象となる期待大です。
*R22とR410Aの間に、R407Cという冷媒も短期間存在していましたが、現在の機器では使用されておらず、保守メンテナンス用としてストックされてはいるものの、中長期的にはR22同様使用機器の更新が進むことが予想されます。
具体的には室外機に以下の項目が並んで書かれていることが多いです。
- 形名(型番): 例:MUZ-GV224など
- 製造年: 例:2014年製
- 冷媒: ここに「R22」「R407C」「R410A」「R32」などの記載があります。
☝️ワンポイント👇「冷媒ガスで見分ける」って?
なぜ「R22」や「R407C」「R410A」の記載があると、10年以上前の古い機種である可能性が高いと言えるのか、その業界背景を整理しました。
① R22(HCFC):20年以上前の「超・高年齢」機種の証
1987年のモントリオール議定書に基づき、オゾン層を破壊する成分を含むR22冷媒は段階的に削減され、2020年には国内生産が実質全廃されました。
- 判断基準: 国内メーカーは2000年代前半までにほぼR410Aへと移行を完了しているため、R22と書かれていれば 20年以上経過している可能性が非常に高い です。
② R410A(HFC):2014年(今回の境目)以前の主力冷媒
R22の代わりとして登場したのがR410Aですが、これよりさらに環境負荷(温暖化係数)の低い「R32」冷媒への切り替えが、2013年〜2014年頃から加速しました。
- メーカーの動き:
- ダイキンなどは2012年から世界に先駆けてR32への転換を開始。
- 2014年以降、国内の主要メーカー(三菱・ダイキン等)は、家庭用・業務用ともに主力商品を順次R32へ切り替えました。
- 判断基準: ラベルに「R410A」とあれば、R32への完全移行前である 2014年以前(補助金対象)の機種である可能性が極めて高い と言えます。
3:型番をメモ: 判別が難しい場合は、型番(形名)を当サイトの問い合わせフォームよりお送りください。弊社にてお調べいたします。
申請から完了までのステップ
それでは本事業の流れについて、簡単にご説明します。

① 契約先の選定: 相見積もりが必須です。2社以上の見積もりを揃え、業者を選定します。
② 交付申請: 書類を揃え、京都市へ電子申請を行います。
③・④ 審査と交付決定: 不備がなければ10〜14日ほどで通知が届きます。【重要】この通知が出る前の発注は補助対象外です。
⑤ 事業着手(交付決定から30日以内): 通知を受け取ってから30日以内に、業者と「契約締結」または「機器の発注」を行います。
⑥ 事業完了(令和9年2月12日まで): 工事を実施し、「代金の支払い」までを完了させます。
⑦ 実績報告: 完了から30日以内、事業完了が実績報告締切りまで30日を切っていた場合は最終締切りとなる令和9年2月28日までに市へ報告書を提出します。
注意すべきポイントは、申請後採択前の発注は厳禁であること、交付決定から30日以内に発注をすること、工事完了から30日以内に市に報告をすること、もちろん、それぞれの申請に不備のないように、仮に不備があっても修正できる時間の余裕を持って行うことをおすすめします。
本事業ホームページには、記入例、申請の手引き、よくある質問などが随時アップデートされていますので、本事業についての情報収集にご活用ください。
小林設備では、本事業のお見積もりはもちろん、機種確認や機種選定などのご相談を承っております。お気軽に小林設備までお問い合わせください。
