京都府八幡市にある特別養護老人ホームの空調設備総入れ替えを行いました。

こちらの施設に設置されていた空調設備は、空調エリアと熱源エリアのシステム制御を連携させる空冷チラー方式＝セントラル空調方式でした。セントラル空調方式は冷房、暖房を個別切り替えができないため、館内が広く使用する部屋ごとに必要な空調環境を個別に切り替えたいこちらの施設では、部屋ごとの調温切り替えが容易で、トラブルの際も全機に影響が生じない空調設備への総入れ替えとなりました。

利用者の使いやすさを第一に考えて

施設には利用者が普段日中過ごすリビングエリア、就寝する部屋、職員の働く事務室、生活にかかせないお風呂やトイレ、それぞれをつなぐ廊下などの共用スペースと、多くのスペースがあります。

これまで設置されていたセントラル空調方式の空調設備は、光熱費コストという面でメリットがある一方、一度どこかにトラブルが起きると対応している間施設内のすべての空調設備に影響がでるというリスクがありました。

利用者や職員が過ごしやすい場所でなければいけない施設ですので、これを機に一般的なヒートポンプエアコンへ全面リニューアルをすることに。現在の空調機は10年前と比べ省エネ性能も格段に向上しており、従来設備と比べても光熱費の抑制が期待できます。加えて、空調リモコンも使いやすいところに自由度高く設置できることで、普段使いの利便性も高まりました。

様々な空調機器が共存

広い部屋もあれば、小さな部屋もあり、合理的効率的に従来の施設の活用も考慮し、最適な機器選定と設置を行いました。大きめの部屋には天井カセットを、廊下には天井吊りタイプを、洗面所やトイレには埋め込みタイプを設置し、利用者様の快適な空間をサポートしています。

このような大型施設のタイプの異なる機器設置も、最適な機器選定からお手伝いいたします。お気軽にお問い合わせください。